EDWIN for MARGARET HOWELL

15年にも及ぶコラボレーションを通して、妥協のないものづくりに磨きをかけてきた”EDWIN for MARGARET HOWELL”。 2003年秋冬シーズン、ワイドシルエットのペインターからスタートしたコラボレーションは、その後、毎シーズン進化を続け、いまやコレクションの中では定番的なシリーズとなり、日本だけでなくヨーロッパの各ショップでも取り扱いをするまでになりました。 このコラボレーションが15年という長い期間にわたり続いているのは、双方が商品へのこだわりを持ち、感性と専門性を融合した独自の物づくりをしてきたからです。 これまでのシリーズで用いてきた数十種類の生地は全てマーガレット・ハウエルのオリジナルで開発されたものです。

EDWINのルーツ

戦後上野で米軍の払い下げ衣料を扱っていた常見米八商店が、日本発のジ一ンズ・ブランドを立ち上げ、1961 年、アメリカからデニムを輪入し、国内縫製を始め、「EDWIN 」のレーベルを冠して国産ジ一ンズが誕生。 履きやすいジ一ンズを自分たちの手で創ること、この思いがジ一ンズメーカーEDWIN の原点となりました。

エドウインでは色のムラを避けるために、同じ生地で裁断されたものだけが一つのジ一ンズとして縫製されます。 そのすべての縫製の行程は、人の手によって行なわれています。 エドウインの物づくりには、長い経験によって培われた高い技術が必要とされ、一つ一つ寸分の違いもなく、ジーンズが生み出されていきます。

”EDWIN BEYOND PERFECTION” ムービーはこちら

「EDWIN for MARGARET HOWELL」として
こだわりを持ち続けていることのひとつが、“色”。

「テーラードという文化を持ったマーガレット・ハウエル、ワークウエアだったジーンズがファッションになったエドウイン。生地、縫製、加工はもちろん、テーラードの世界では“洗い”という行為がないことに対して、ジーンズは“洗い”が当たり前になっている。その文化の違いを相互理解するのが非常に難しかったことです。マーガレット・ハウエルのデニムに関しては中古加工をしていません。とにかく“ワンウォッシュ”もしくは“生”。ということは、ごまかしがきかない。インディゴの色そのものが出てきます。ここのこだわり感というのが実に半端ない。例えば2012年のブラックデニムは横糸に白い生成りの糸を、今季のブラックデニムは横糸を薄いグレーで染めています。結果、出てくる色が違って見える。私たちがここで一番意識しているのは、『変えているけれど、変わってない印象を受ける、でもとても新鮮に見える』というとことです。」

「マーガレット・ハウエルとの取り組みにおいてはエドウイン社としてもいろいろなことに気づかされます。15年の付き合いの中で、妥協のない素晴らしいものづくりに関与しているなということを感じています。」

― EDWIN 小林正和

AUTUMN WINTER 2018

SPRING SUMMER 2018