WASHED WAXED COTTON

WASHED WAXED COTTON

10 SEPTEMBER, 2021

1864年創業のスコットランドの老舗ファブリックメーカー「HALLEY STEVENSONS(ハレー・スティーブンソン)」で作られるワックスドコットン。

2017年春夏シーズン以来、MHL.で度々展開しているマーガレット自身もお気に入りの素材です。今回はその魅力をご紹介します。

ワックスドコットンの歴史は15世紀まで遡ります。水夫が帆の動きや耐久性を良くするためにオイルを染み込ませたことに始まり、のちに作業服などに応用され改良が重ねられた今では、さほどべたつきや重さが気にならないようになりました。耐久性だけでなく、防水性や保温性を兼ね備えた機能的な素材です。
非常に特殊な製法であるため、独自の生地を生産しているのは世界でもほんの一握りだといいます。中でもハレー・スティーブンソンのワックスドコットンは独自特許から着想を得て開発されたもので、ひと際さらりとした軽い肌触りが特徴的。発色の良さも随一です。天然由来の素材を使用しているため環境にも優しく、現在ではメーカーを代表する素材になっています。
ハレー・スティーブンソンの創業の地であるダンディーは、当時スコットランド最大の捕鯨の地であり、植物の亜麻の繊維を用いた織物工業が盛んな都市でした。のちに、インドから持ち込まれた黄麻(こうま)の植物繊維に鯨油を混ぜてつくるジュート生地が広まり、ジュート織りの世界的な中心地となります。時代とともにジュート産業は衰退し始めますが、ハレー・スティーブンソンは今もなおダンディーで生地づくりをしています。分業せず、全ての工程を自社工場で賄うことが変わらない品質を保つ秘訣だといいます。

WOMEN : COAT ¥68,200
MEN : COAT ¥69,300(ともに代官山店・オンラインストア限定)

今シーズンは、このこだわりの素材を「MILITARY GREEN」の一色で展開。色が沈みがちなワックス加工とは思えないほど、軽さのあるカラーに仕上がりました。ワックスドコットンの素材がぴったりなコートと小物が登場します。

コートはオーバーサイズでユニセックスなデザイン。ゆったりと太めに設計された袖や、少し高めの位置に配したサイドポケット、太めのバックベルトがキャラクターになり、きれいに見えがちなステンカラーのコートもMHL.らしい仕上がりです。クラシックに表地一枚で仕立てることの多いMHL.ですが、今シーズンは袖裏付きの半裏仕立てに。春秋だけでなく、寒くなる季節まで長く楽しむことができます。

WOMEN : HAT ¥12,100
MEN : HAT¥12,100(ともに代官山店・オンラインストア限定)

SOU WESTER(サウウエスター)は、レインハットのこと。元々はイギリスの船乗りが首を保護するために開発された伝統的なデザインです。折り畳み式でオイルスキンというクラシックな仕様はそのままに、洗練されたモダンな仕上がり。

BAG ¥13,200(代官山店・オンラインストア限定)

定番で展開しているバッグも、ワックスドコットンで新鮮な表情に。

ハリのある生地は次第に柔らかくなり着心地も良くなります。そして、寒いところでは硬くなるので防風性が高まり、暖かいところでは柔らかくなるので通気性に富む、という対候性も抜群の素材。よく折り曲げるところに出やすいチョークマークと呼ばれる筋や、着用に伴う質感の変化を楽しめるアイテムです。

また、ワックスドコットンはコーティングが剥がれてしまうため洗濯やクリーニングができません。デメリットと思われがちですが、洗わなくていいというメリットでもあります。ワックス加工を施すことにより、表面に汚れや水分が付着するのを防ぐことができるためです。保管は他のものと密着しないように余裕を持たせ、できるだけ通気のいい場所に。砂埃など掃えば落ちる汚れはブラシで、染みてしまった汚れは水を含ませたスポンジやタオルで軽く叩き拭きがおすすめです。

使うほどに変わり、変わるほどに愛着の湧くエイジングファブリック。時間をかけて育てる楽しみをぜひ味わってください。

*商品は全て消費税込みの価格です。

MHL. DAIKANYAMA
東京都渋谷区猿楽町24-1
TEL. 0354895781
営業時間 11:00-19:00

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