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マーガレット・ハウエルの服作りの原点は一枚のメンズシャツからでした。
マーガレットが'70年にメンズのシャツを発表した当時は、硬い芯地を使った、ノリを効かせたシャツが主流でした。よって、彼女が発表した、古着のようなくたっとしたソフトな風合いのシャツは、センセーショナルなアイテムとして話題を呼びました。なかでも、発表当時からの人気アイテムがコットンブロードのシャツです。100/2の細番手の糸から、丁寧な打ち込みによって生まれたブロードはしなやかな感触で、また洗うほどに風合いが増していきます。このブロードを始め、高品質な原料や細い糸で打ち込み本数の多い織りなどの上質で肌触りの良いことが素材のセレクトの基準です。ただし、あまりにも細番手のものは使用しません。耐久性が弱く、高価なので、デイリーアイテムにふさわしくないと考えるからです。また、縫い代はロックミシンを使わず、折りふせ縫いが施されています。ゆえに、見た目も美しく、何度洗濯してもへたらない、強度の高いものになっています。
こんな風に素材、仕立てにこだわるシャツだからこそ、洗いざらしをそのまま着ても様になるのです。上質なシャツを自然体で着崩す姿に、マーガレットは自分の父親やジェーン・バーキンの姿を思い描いているのかもしれません。そんな、気取らずに着られるシャツが、メンズはもちろんウィメンズでも多くリリースされている今季。この機会に、長く愛用できるお気に入りの一枚を見つけだしてみてください。 |
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