COLUMN A/W 2003 AUGUST
column 9
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ロバート・ウェルシュ エキシビション
マーガレット・ハウエルのロンドンの新フラッグショップ、ウィグモア ストリートにて、昨年末行われたロバート・ウェルシュ エキシビションを8月22日から9月15日まで、ライフスタイル ショップ神南にて開催します。

昨年5月にオープンしたウィグモア ストリート ショップは80坪のスペースと、開放的で自然光に溢れるギャラリーのような雰囲気のショップです。自らのアトリエをその隣に移したマーガレットは、このスペースには洋服だけでなく、それ以外のデザイン分野からも優れたデザインのプロダクトを自分自身の美学で発掘し、販売していきたいと考えました。

プロダクト選びにあたってのこだわりは、イギリスのデザイナーや製品の中から忘れ去られたグッドデザインを発掘し、紹介していくこと。高級品でなく、実用品であり、機能的に作られた中にデザイン的な美しさを持つ物であること。
こうしてセレクトしたプロダクツを販売する際には、まずエキシビション形式で世界観を見せながら紹介したいと考え、その第一弾に選ばれたのがメタル作家、ロバート・ウェルシュです。
英国を代表するモダニスト、ロバート・ウェルシュ
1955年からイギリスで活動を始めたロバート・ウェルシュは、自国において今世紀最も影響力のあるメタル製品のデザイナーであると言われています。今回のエキシビションは、数年前に彼が亡くなるまでに膨大な作品を生み出したコレクションの中から、マーガレットが気に入った50〜60年代のシンプルなデザインを中心に編集したもので、さらにウェルシュ家の協力により製作当時の資料や現在では手に入らない所蔵品も展示されます。

セレクトしたデザインの中で現在もリプロされているものは、店頭にて販売致します。また現在日本にて、ロバート・ウェルシュの製品を販売しているショップは他にありませんので、ぜひこの機会にご覧下さい。
ポートレート
ポートレート
ロバート・ウェルシュの若き日のポートレート。当時彼は、チッピングカムデンの自身の工房で銀細工職人として働く一方、ステンレス金属メーカーで工業デザイナーを兼務し、二つの異なる仕事に意欲的な働きかけを行っていた。
ショップ
ショップ
イギリス、チッピングカムデンにあるロバート・ウェルシュのショップ。1400年代から羊毛の取引で栄えた街で、オープン当時の建物がそのまま使われている。ショップ内には膨大な数の彼の作品を始め、アーカイブコレクションも展示されている。
工房のあるビル
工房のあるビル
ショップ裏手にある、工房の入っているビル。20世紀初頭、この街にギルドを起こした職人たちがシルクの紡績を行うのに、この建物を使用していた。
工房入り口
工房入り口
工房の入り口で、昔の表札がそのまま残されている。2階がロバート・ウェルシュの工房。
街

コッツウォールズ地方独特の、味わいのあるベージュ色の石を積み上げた蜂蜜色の建物と、美しい自然とが見事に調和したチッピングカムデンの街の風景。
工房
工房
今もこのままの状態で残る、昔の工房。第二次世界大戦後イギリスでは、戦争による影響で、若いアーティストやデザイナーたちが自由な作風による活気に溢れた新しいスタイルを次々に創り出した。物資や材料の不足、制限によってイギリス独自のアートやデザインが成長していくはずみともなった時代。
カトラリー
カトラリー
ロバート・ウェルシュ ショップで現在も販売されているビストロカトラリーのオリジナル。60年代特有のシンプルでモダンなデザイン。
設計図
設計図
テーブル フォークの設計図。こうした貴重な資料も、エキシビションでは展示される。
陶器とデザイン画
陶器とデザイン画
業務用製品のように重ねて収納することができる、カップとそのデザイン画。
時計
時計
Merlin alarm clock,1964(展示物-例1)
トーストラック
トーストラック
Toast Rack, Design Center Award, 1958(展示物-例2)
ソルト&ペッパー
ソルト&ペッパー
Condiment set With Plastic inserts(展示物-例3)
ティーポット
ティーポット
Alverston tea service(展示物-例4)
テーブルウエア
テーブルウエア
a selection of tableware from the late 1950's(展示物-例5)
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